おっさん、いよいよ柏崎潮風マラソン(ハーフ)に出る!3
さて、真央ちゃん流だとハーフハーフ(ハーフマラソンの半分)を折り返し、平らな道を意気揚々と走ります。
まだまだ足に余裕はある。
ペースはキロ5分20秒
あれっ?このままのペースだと2時間切っちゃう?ねえ?初ハーフ2時間切りとかヤバくね?モテちゃうはーw
そんな思いが脳裏に浮かびましたが、世の中そんなに甘くはない。
河内の悪魔。
デビルコウチ。
「激坂再来!!」
というわけで1キロの間に100メートル上るという、鬼坂の洗礼を容赦なく受けることに…
つーか、勾配にしたら10%ですよ?
角度にしたら9°ですよ?
あれ?ですか?ですよね?
とにかく平均斜度9°の坂をひたすら上る戦いです。
あれ?でも平均9°って言っちゃうと何か大したことないみたいに聞こえるな…
多分最大斜度だと25°くらいあるから、こっちを使おう。
最大斜度25°の激上り坂「デビル河内!」これだ!
そんなこんなでデビル坂と戦い始めたおっさん。
とにかく息が上がるわ、足は鉛付けたみたいに重くなるわで、ペースは一気に7分台に…
まあよくわからんのですが、なんかこれ走って上る意味あるか?ってなって、すぐ歩きましたけどね。
ええ、200メートルともたなかったですね。
マジ無理。
走っては苦しくなって歩き、いやいやこれじゃダメだ走らんきゃ、いやいややっぱ苦しい…
このせめぎ合い。
そうこうしてると、
「プチデバガメもどき、純」
の待ち構えるポイントが近づいてきました。
いかん、純に歩いてるとこなんて見られたらそれこそ恥辱。
「おぇー、歩いてたねっけーw」
って言われるのがオチなんで、力を振り絞って足を動かしました。
程なく、何かよくわからんバスケットシャツを着た純が、やっぱりカメラを構えて薄ら笑いながらこっちを向いています。
お巡りさん、この人です!(略
苦しい…、でも純が…見てる
純、苦しいよ、俺苦しいんだよ…
「ごめんなさい。こういう時、どんな顔したらいいのか分からないの…」
「笑えばいいと思うよ…」
そんな訳で写真のおっさんは笑顔でした。
サンキューシンジ
さて、純を振り切っても、まだまだデビル坂は続きます。
もう辛抱タマランチってなって、純の姿が見えなくなったのを確認して歩いてやりました。
ふぅ…マジパネーわ…
その刹那、
「おえ、ギリ!!歩いてんなよ!!走れよ走れっ!!」
ふぁっ?!誰っ?!
oh…松井きゅんパッパ…
つーか、往路は坂の頂上にいましたやんー!
なに復路はちょっと下ってきて応援してんすかwww
おっさん完全に気を抜いて歩いてました。
パッパに駒大の大八木監督ばりの檄を受けますが、時すでにお寿司。
もうおっさんのライフはゼロよ…。
ソーリーパッパ。
はてはて、さらに死ぬ思いで上りに上り、頂上が視界に入る。
あの喜びったらないですね。
やったぜおっさん。
ゼーハー言いながら頂上で給水を受けます。
係のおばちゃんに、
「よく頑張ったね、あとは下りだよ」
って言われたとき、なんかおばちゃんを好きになりかけました。
これが被害者が犯人のことを好きになるという、ストックホルム症候群か?などと…(略
よう~し、水も飲んだし、下ってやりますよ~(大泉洋)
給水のカップをちゃんとゴミ箱に捨て、おっさんはまた走り出しました。
まだ見ぬゴールに向かって…。
ラスト8キロ、おっさんの最後の戦いに、こうご期待!
つづく…予定…
ちなみにデビルはこんな感じです…
ツノ生やしちゃって、まさにデビル